少し前から人気が出始めているフクロウカフェ。
昔はマニアックなお店として知られていましたが、現在では若い子たちの間でも人気になってきており、もはやメジャーとも言えるようになってきたフクロウカフェ。
ハリーポッターシリーズの影響もかなり大きいのではないでしょうか。
そのおっとりしたフクロウの雰囲気に癒しを求めて訪れる人は多いと思います。
しかし、癒されているのは人間たちだけです。
そこで飼育されているフクロウたちはかなり過酷な環境下で飼育されていることが元フクロウカフェのスタッフの内部告発により判明しました。
その環境のせいで死んでしまうフクロウも何匹かいたそうです。もはや虐待ですね。
動物好きの筆者はこの事件を放っておくことができなかったのでフクロウカフェの実態を紹介します。
フクロウカフェの実態。死んでしまう子も・・もはや虐待
このひどい実態が明らかになったのは2015年から2016年の約1年間とあるフクロウカフェで働いていたという元スタッフからの内部告発のおかげです。
この内部告発したスタッフが働いていたフクロウカフェではその劣悪な環境により本来の寿命よりはやく死んでしまったフクロウがいると「お迎えが来て新しい飼い主さんに引き取られた」という内容の報告をHPに記載していたそうです。
そのかわいそうなフクロウの亡骸は店の裏の空き地に埋めていたそうです。
ちなみにフクロウの平均寿命は小型で10年から15年、中型で20年から30年、大型で40年と言われています。
フクロウが死んでしまった原因は
フクロウが糞や尿をし過ぎないように水分をかなり減らしていたそうです。
もちろんフクロウは喉が乾き、そのサインを出しても水は与えてもらえず、そのままどんどん弱り止まり木から落ちて倒れるように死んでしまう、などの状況だったそうです。
この店のオーナーはフクロウが明らかに弱り、体に異変があっても動物病院などには一切連れて行かなかったそうです。
ひどいですね。腹ただしいです。本当に腹ただしいです。
フクロウが大好きでもっとフクロウのことを好きなってくれる人が増えて欲しい、という思いでフクロウカフェを営んでいる人ならフクロウのことを第一に考え、大事に飼うのでこのようなことはないと思います。そう思いたいです。
しかし、フクロウカフェの流行りにのり、お金稼ぎのためだけにフクロウカフェを営業している人はこのようにフクロウをただのお客を呼び寄せるための道具としてか思っていないので、このようなひどいことが当たり前にできるのだと思います。
告発された店はどうなる?
今回この事件が発覚した店はどうなるのか。
「動物の愛護及び管理に関する法律」というのがあり、そこの第二条には
「動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。」、「何人も、動物を取り扱う場合には、その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で、適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びにその動物の種類、習性等を考慮した飼養又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない。」
と記載されています。
今回のこの告発された店の飼育環境は明らかにこの法に違反しているように思えます。
筆者個人的な意見になりますが、こういう店は即刻営業停止になって欲しいです。
そこで飼われていたフクロウはフクロウ好きの優しい方にしっかり引き取ってもらいたいです。
ネットでの反応は?
今回の事件はネットでも「ひどすぎる!」などの意見が多くありました。
一部の意見を紹介します。
・ちゃんとした専門家が管理しようよ
・ひどい(;_;)
・最低。可哀想だよ…
・我慢する姿想像したら泣けてくる。言葉も言えないし辛いし苦しかったよね
・やるなら最後まで責任持ってやれ! できないならやるな!
・フクロウ夜行性なんだからもうカフェはやめた方がいいと思う
・前にテレビで特集やってたけど、1時間2500円とかで売り上げは何千万って言ってた。 そんなに儲かってるくせに、ちゃんと環境整えてあげないとかほんとクズ。
・許せない!
やはり皆さん怒ってますね。当然ですよね。
まとめ
今回は元スッタフによるフクロウカフェの実態を紹介しました。
その劣悪な環境はもはや虐待といってもいいと思います。
もちろんしっかりした環境を用意している店が多いと思いますが。
猫カフェなんかも以前問題になりました。
苦しくても、つらくても言葉にできない動物たちが本当にかわいそうです。
商売のために動物たちを道具として扱うのは本当に腹ただしいです。
このように動物を取り扱う店はもっとハードルを高くして、本当にしっかりした環境でないと営業できないようにしてほしいです。
今はどんな人でも簡単に開業できてしまうのが問題の原因のひとつだと筆者は思います。