だるまの目入れの時期はいつなのか、左右どっちの目から書けばいいのか、疑問に思っている方は多いと思います。
また目入れをやる意味やそもそものだるまの歴史や、その色についての謎も調べました。
だるまの目入れなんていうのは特に重要な場面でやることが多いと思うので絶対に失敗したくないですよね。
ぜひこの記事を参考にしてください。
だるまの歴史と色について
それではまず簡単にだるまの歴史と色について解説します。
だるまの歴史
だるまは昔はただのおもちゃや置物としかされていなかったそうです。
しかし、近年では縁起物とされています。
また昔は「起き上がり小法師」というだるまの形に似たものがあったそうです。
しかし、だんだんだるまと混同されうようになり、現在では「だるま」という言葉が残りました。
だるまの色の秘密
だるまって何で赤色なのか知っていますか?
実はあの赤色は「火」や「血」の色を現しているんです。
また赤色は古来より魔除けの効果があるとされています。
昔は赤色は病や災いからも守ってくれる色とされていたそうです。
しかし、昭和以降になると様々な色のだるまが作られるようになり、民衆にも親しまれるようになっていきました。
だるまの目入れの方法
だるまの目入れの時期はいつ?方法は?
だるまは願いを叶えてくれる縁起物とされています。
その願掛けの意味も込めて、祈願する時にまずだるまの片目に目を入れてだるまを開眼させます。それによってだるまに命が吹き込まれるとされています。
なので目を書き入れるときはしっかり願いを込めて集中してから書き入れるようにしてください。
そして願いが叶ったらもう片方の目を書き入れます。
また、だるまの目を入れる時期がいつなのか、と思う人もいるかもしれませんが
特にこれといった日にちの決まりはありません。
新年が始まる1月1日に書き入れる人もいるし、受験や大事な日に目を書く人もいます。
もちろんだるまを買ったその日に目を書き入れてもいいです。
いつでも良いといってもやはり大安・友引・先勝といった縁起の良い日に目入れするのがいいですね。
だるまの目入れは左右どちらから書き入れる?
ここで気になるのは左右どちらの目から書いたらいいのか?ということです。
毎年どっちか分からなくなってしまう方も多いと思うこの問題。
基本が「左目」からです。向かって右側です。
そして願い事が叶った時に残りの「右目」を書いてあげます。
しかし、これに明確な決まりはないので選挙などでは「右目」から入れられることが多いようです。
基本は「左目」と覚えておきましょう。
左目を書き入れることを「開眼」
右目を書き入れ両目とも入れることを「満眼」と言います。
一連の流れを画像付きで解説します。
①まずはだるまさんと向かい合います。精神を集中させます。
②願いを込めてだるまさんの左目を書き入れます。
③だるまさんに命が吹き込まれました。
参考:画像出典:http://www.daruma1.com/wish.html
ちなみにだるまの目の入れ方は密教の「阿吽(あうん)」から来ていると言われています。
だるまの目入れを行う意味は?
だるまの目入れを行う意味としては上でも書きましたが、だるまは縁起が良いとされていて願いを叶えてくれるとされています。
そのだるまさんに自らの手で目を書き入れ、命を吹き込んであげることで、だるま様の力を借ります。
そして願いが叶ったら「ありがとうございました」という意味を込めてもう片方の目を書き入れてあげます。
これがだるまの目入れを行う意味です。