2014年10月喉頭ガンのため声帯を摘出し”声”を失ってしまったシャ乱Qのボーカルで音楽プロデューサーのつんくさん。かなりショックなニュースでした。
母校の近畿大学の入学式で声を失ったことを発表したあの光景は今でも鮮明に覚えています。
歌手にとって声を失うなんて本当に死ぬほどつらかったと思います。
つんくさんの書いた本を少しだけ読んだことがありますが読んでいて心が苦しかったです。
「もう子どもや妻の名前を呼ぶことができない」というような文章があり、それを読んで今自分が何気なく話しているこの声がもう出せなくなるなんて想像もできませんね。
日々当たり前にできていることがいつか当たり前じゃなくなる日がくるんだな、ということを考えさせられました。
そんなつんくさんですが、なんと少しずつですが声が出せるようになり、話せるようになってきたそうです。
声帯を摘出したのに話せるの?と筆者は思いました。
なんでも食道発声法という方法を使って声が復活し出せるようになったみたいです。
今回はそんな食道発声法やつんくさんの現在の様子について調べました。
食道発声法って?
それではつんくさんが声が出て話せるようになった”食道発声法”について紹介します。
食道発声法とは、声帯を失った人が口や鼻から空気を取り込み、それを逆流させて、食道入口付近の粘膜を振動させることによって声を出す、という方法である。
引用:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170117-00516832-shincho-ent
そんな方法があったんですね。
この声は普通の声とは違い「特殊な音質」で「雑音に弱い」という特徴があります。
つんくの現在の様子は?声が復活して話せる?
それでは現在つんくさんはどのくらい話せるようになっているのか。
上で紹介したこの食道発声法、かなり練習が必要で、習得するのもかなり難しいためほとんどの人が途中で諦めてしまうそうです。
でもさすがはつんくさん。最初は全く声が出なかったそうですが、諦めず日々練習を続け、今では静かな場所であれば、会話が可能だそうです。
つんくの練習方法は?
この習得が難しいと言われている食道発声法。
ではつんくさんはどのようにして”静かな場所であれば会話が可能”レベルまで話せるようになったのでしょうか。
練習方法は、実際に声帯を摘出した先輩から直接教えてもらっているそうです。
本やネットなどよりも実際の経験者に教えてもらうのはかなり分かりやすいそうです。
今までずっと”教える”立場だったつんくさん。
今は”教わる”立場になり、その人に教えてもらうという新鮮感や褒められる嬉しさなどを感じているそうです。
どのような立場になってもそこから何かを得ようとするその考え方はさすがつんくさんですね。
まとめ
今回はつんくさんが再び声が復活し、話せるようになった食道発声法、そしてつんくさんの現在のようすなどについて紹介しました。
取得が難しいと言われる食道発声法。諦めず、またそこから教わる楽しさ、も見出したつんくさんはさすがですね。
今回ガンになり今でも「あの時ああしておけば」などの後悔は未だにあるそうです。
しかし、ガンになって得ることも多かったそうです。
現在日々の練習により声を取り戻しつつあるつんくさん。
またつんくさんが歌う姿や審査員としてコメントしている姿をテレビや舞台で見れる日がくることを願っています。